●製作年:1890-1900年頃●1級●サイズ 直径:27cm高さ:3,5cmブリュール伯爵の残した功績は、スワンセルヴィスのみに目が行きがちですが、こちらはどうでしょう?ブリュールズアラーライです。彼がスワンの完成後の1743年頃に立て続けにこの注文を入れました。アウグスト2世亡き後、磁器への関心がそれほどでもなかったアウグスト3世に代わり、マイセンの監督官として、思うがままに指揮を執りました。このレリーフには・ノイブランデンシュタインパターン・スルコウスキーパターン・アルトオツィエレリーフ・リンディッシュ・ボーダーレリーフ2種これら、マイセンにおける主要なエッセンスレリーフを盛りだくさんに凝縮するという非常に贅沢な一枚。名前のブリュールズアラーライはその名の通り、”ブリュール伯爵の組み合わせ意匠”という意味です。造形責任者はエーベルライン。ケンドラーと同期のもう一人のマイセンにおける礎の偉大な一人であり、ブリュールの無茶な注文も見事成し遂げました。個人的には透かしが入らない方がより深くこのレリーフを味わえると思います。ボーダー部分の金彩は同じ繰り返しではなく、すべて異なるパターンでかなり凝っています。また、飾る位置も重要で、大変薄く絵付けされたレリーフの花が均衡をとれる位置に来なければなりません。ピッタリと位置が決まった時の感動はすさまじいものです。そしてこのような贅沢なレリーフにふさわしく、センターはボタン剣の花。印象派寄りの香りまでも漂ってくるかのような描画は見るものすべてを癒してくれるでしょう。。この時代の花絵を中心に添える瞬間を如何に待ち望んでいたか、、考えてしまいます。もうこのような描画を表現することはできませんが、加えてこのレリーフとなるとかなり残存数も限られるかと思います。サイズも27cmと大型でお手持ちのフラワー系と組み合わせても素晴らしいでしょう。目立つ傷もなく、金彩も良く残っている大変良いコンディションです。是非ご検討ください。
商品の情報
カテゴリー | インテリア・住まい・小物 > キッチン/食器 > 食器 |
ブランド | マイセン |
商品の状態 | 未使用に近い |