今回は、焼酎の宝山ブランドを手掛ける西酒造の御岳蒸留所のシングルカスクの1本です。 御岳蒸留所は、2019年に鹿児島県鹿児島市の標高400mの広大な丘陵地に建設されたモルトウイスキーの蒸留所で、原酒の大半をシェリーのボデガで使用されたアメリカンホワイトオークの樽で熟成させているのが特徴の一つです。 昨年末には、待望の第一弾シングルモルトウイスキー「御岳 THE FIRST EDITION 2023」が発売され、話題となりました。 本ボトルは、御岳蒸留所のオーナーズカスク制度で、T&T TOYAMAが2021年より所有していた樽で、同蒸留所内の熟成庫で3年間熟成され、今回、オーナーズカスクとしては記念すべき最初のリリースとなります。 まだ3年という熟成年数ですが、御岳蒸留所のニューポット由来のクリーンで雑味が少ない美しい酒質とシェリー樽の個性がしっかり感じられ、ポテンシャルの高さがうかがえます。