世界的に有名な古陶磁学者、陶芸家である古山子こと小山冨士夫の自筆書です。たっぷりと余白を生かした古山子らしい独特な書風で「無事」二字が、そして右下に「古山子」と落款を署名してあります。本紙、表装とも最高の状態です。長さ175.5㎝ 幅31.5㎝無地箱。紙本。塗軸。美術家名鑑評価額 400万円▢小山冨士夫(こやまふじお)明治33年(1900)~昭和50年(1975)日本の陶磁器研究者・陶芸家で、中国陶磁器研究の大家。明治33年(1900)3月24日、岡山県玉島市に生まれ、東京府立第一中学(現・日比谷高校)から東京商科大学(現・一橋大学)に入学したが、大正12年(1923)、中途退学、25歳の時に近衛歩兵隊の同期である岡部(小林)長世(岸和田藩主の子孫で国立近代館長・岡部長景・子爵の弟)がおり、その影響で古陶磁研究へすすみ、昭和5年頃、留学中の郭沫若と親交を結び、昭和10年代に中国諸地方の古窯址を踏査、中でも昭和16年定窯古窯址を発見した意義は大きかった。昭和18年12月、『支那青磁史稿』を発表して高い評価を受ける。戦後は、東京国立博物館調査員、文化財保護委員会調査官として陶磁工芸の調査と文化財指定、各種陶磁全集の編集・評論に活躍し、昭和29年の『東洋古陶磁』全6巻(美術出版社)は世界数ヶ国語に訳出されたほか、昭和35年3月には第10回文部大臣賞芸術選奨を受けた。しかし同年秋、永仁の壺事件が起こり、翌年に文化財保護委員会事務局を辞任した。毎年、神奈川県立近代美術館における陶磁器展の企画をはじめ、多くの陶磁器展に参画し、根津美術館嘱託、神奈川県文化財専門委員、出光美術館顧問、日本工芸会副理事長などを歴任した。昭和48年岐阜県土岐市に築窯して作陶生活に入るも、昭和50年10月7日、心筋障害のため、自宅にて死去、享年75歳。【参考文献】陶説 602号 5月号 日本陶磁協会美術家名鑑 美術倶楽部#自分だけの茶道具を持ってみませんか#茶わん屋食堂#茶道具#掛軸#書#小山冨士夫#古山子#鎌倉#日本陶磁協会#茶会#御軸#床#待合#書家#陶芸家#茶道#古美術#岡山#偉人#天才#和#瀟酒#茶席#茶室#書道#硯#墨#筆書道・習字用品···硯、墨、半紙、筆、文鎮書の形式···掛け軸・掛軸
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