せむしの仔馬*あらすじ小さな村にイワンという農家の少年が父親と2人の兄と一緒に暮らしていました。夜になると金色の牝馬がやって来て、畑を荒らされ困っていました。ある夜イワンが金色の牝馬を捕まえると、自分を自由にしてくれればイワンのために3頭の馬を産んであげると言い、2頭の立派な黒馬と不思議な魔法の力を持っていて人間の言葉を話し背中にこぶが2つある耳が大きなせむしの仔馬をもらいました。金色の牝馬は2頭の黒馬は売っても構わないが、せむしの仔馬は後々までイワンを助けてくれるから決して手放してはいけないと言い残します。 ずる賢い兄たちの計略で2頭の黒馬を王様に売るると、イワンは黒馬たちの世話係としてせむしの仔馬と一緒に城内に住むことになりました。ある時、イワンは森の中で美しく光り輝く火の鳥の羽根を見付けそれを拾うと大切にしまい込みました。それを知った王様はイワンに火の鳥を捕まえて来るよう命じます。せむしの仔馬は火の鳥を捕まえるためワインを混ぜたトウモロコシを用意するよう言い、それを食べた火の鳥を捕まえることが出来ました。王様は今度は月の娘で太陽の妹と言われる美しい姫を城に連れてこいとイワンに命じます。せむしの仔馬はイワンにテーブルクロスと天幕、外国の食器、甘いお菓子を用意するよう言い、姫が海から1年に2回だけ陸に上がってくることを教えます。イワンは海のそばで準備して待っていると遠くから小舟が近づき天幕の中に姫がやってきました。王様は美しい姫に結婚を申し込みましたが姫は王様を気に入らず、結婚の条件として海の底に沈んでいる自分の指輪を取って来るよう要求します。王様はイワンにそれを命じましたが、今度も仔馬の助けのおかげで指輪を取って来ることに成功しました。しかし姫は王様が醜い老人であることを理由に求婚を拒絶し、王様が立派な若者になれば結婚しても良いと告げました。姫が言うには、まず煮えくりかえったミルクの釜に入り、次に同じく煮えたぎる熱湯の釜に入り、最後に氷のように冷たい水の釜に入ると立派な若者になれるというのです。王様はまずイワンに釜に飛び込むよう命じますが、せむしの仔馬の魔法に助けられてイワンが釜に飛び込むと立派な若者になりました。続いて飛び込んだ王様は二度と釜から出て来ることはありませんでした。美しい若者になったイワンと姫は結婚し、イワンは新しい王様になりました。
商品の情報
カテゴリー | インテリア・住まい・小物 > インテリア小物 > 置物 |
商品の状態 | 新品、未使用 |